ペスレジンS シリーズについて

ペスレジンS シリーズの一般性状

製品名 固形分
(%)
粘度
(mPa・s)
溶媒※1 皮膜特性 分子量※3 特徴
Tg※2(℃) 酸価
(mgKOH/g)
S-110 30 <300 TOL/MEK=4/1 67 <2 約17,000 アンカーコート剤、接着剤
S-110EA 30 <300 酢酸エチル 67 <2 約17,000 S-110の酢エチ溶媒品
S-140 30 500-1000 TOL/MEK=4/1 72 <2 約22,000 UV樹脂密着性良好
S-180 30 約100 TOL/MEK=1/1 60 <2 約15,000 イソシアネート併用でPVAとの
易接着性良好
S-250 30 <300 TOL/MEK=4/1 15 <1 約16,000 ラミネーション用
S-680EA 45 <200 酢酸エチル 30 45-60 約3,000 COOH基含有
OPPとの密着性良好

上記の数値は全て代表値です。
*1 表中のTOLとはトルエン、MEKはメチルエチルケトンの略です。
*2 Tg(℃) は実測値 、*3 数平均分子量


ペスレジンS シリーズの密着性

製品名 基材への密着性 トップ層の密着性
PET PVC アクリル ポリカ ガラス 金属※1 PVA※2 アクリル PVDC
S-110        
S-110EA        
S-140        
S-180      
S-250  
S-680      
略語説明 PET:ポリエステルフィルム PVC:軟質塩ビシート アクリル:PMMA板
ポリカ:ポリカーボネートフィルム PVA:ポリビニルアルコール
PVDC:ポリ塩化ビニリデン
基材への密着性 テスト
条件
各基材にペスレジンを1μ/dry塗布し、110℃×3分乾燥。
加工面にセロテープを貼り付け、180゜方向に引き剥がした後の
皮膜の残存状態を確認
トップ層の密着性
(アンカー剤としての適性)
テスト
条件
各基材にペスレジンを1μ/dry塗布し、110℃×3分乾燥。
その上からトップ層を5μ/dry塗布し、90℃×10分乾燥。
トップ層にセロテープを貼り付け、180゜方向に引き剥がした後の皮膜の残存状態を確認
記号説明 〇:剥離無し △:一部剥離 -:未評価
※1金属は、鉄、銅、アルミニウムを総合評価した結果、密着性について〇は全て良い事を示す。
※2 PVAとの密着性を得るには架橋剤(イソシアネート)の併用が必要です。
表は絶対的なものではありませんが、活用の目安としてご利用下さい。

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